旅好き貧乏中年の日記

旅好きだが貧乏なので何とかしたい日記

旅好き…居心地の良かった場所①

世の旅好きの皆様には遠く及びもつきませんが、私もチョコチョコ旅行に行きます。



辺鄙な土地が好きであることは弊ブログの最初にも書きましたが、極端に辺鄙な場所が得意な訳ではありません。
(蜘蛛が苦手で、小指の爪より大きいと悲鳴を上げて逃げたくなる)
程々に僻地・辺境に来た!って思える程度の場所が良いです。
幸いなことに30代の初め、中国に2年ほど駐在する経験を得ました。そんなに仕事ができるタイプではないので肩身は狭かったですが、一応は派遣試験に合格したので…
当時、大型連休にわざわざ帰国するだけでは芸がないので、広い中国の各地を同僚たちと旅して回ったのですが、赴任して4ヶ月ほど過ぎた最初の夏休みに行った(この旅行は現地理解の名目で、1年目の職員は強制参加)新疆ウイグル自治区ウルムチカシュガル敦煌といった辺りに感銘を受けた。
何に感銘を受けたのかといえば
『中国らしくないところ』
…とにかく、うるさい・うるさい・うるさい中国の大都市。当時住んでいた上海は24時間常に人々が行き交う巨大都市。
そんな喧騒から隔絶された(もちろん、ウルムチも巨大都市ですが)雰囲気が良かった。夜半過ぎには静になり、明け方に厳かに響くアザーンの美声。
敦煌で明け方に聞いたアザーン、その後各地で聞いたどのアザーンよりも美声だった気がする。連日の激務で心身ともにヘロヘロになっていた私の心に響き大変癒された記憶がある。
空気も水もきれいで(もちろん砂漠だから砂っぽいから、日本的な意味合いできれいではない)無茶苦茶暑かったが木陰は爽やか…もう、上海には戻りたくないと思った。
(物売りはしつこいし、嫌な事もあったけどね)